福田明日香さんの呪縛が解けた日

Memory?青春の光?1999.4.18 [DVD]
1年前の4月14日は、矢口真里さんがモーニング娘。を脱退し、ついにLOVEマシーン世代が、娘。から、いなくなった日ですが、私にとっては別の意味で大きな意味がありました。
それがタイトルにあげた「福田明日香さんの呪縛が解けた日」ということなんです。
私がモーニング娘。に興味を持ったのは、1998年9月、たまたま見たASAYANで「抱いて!HOLD ON ME」新曲発表イベントの様子が放映されていたのを見たことがきっかけです。
ただそのころは、ASAYANを見て、出てくる娘。を何となく応援しているという感じでしかなかったのですが、
年明けに、最年少のメインボーカル福田明日香さんが学業専念のため脱退引退するという事件(!)があってから、
その驚きと衝撃、感傷からか一層興味を持って見るようになり、
もう見られなくなった福田さんの活動をたどるためにモーニング娘。のライブビデオを見て、ライブの楽しさに気づき、
夏のハロプロコン参加、LOVEマシーン握手会参加、ファンクラブ入会、単独コンサート参加・・・と現場参加を伴ったファン活動が進んでいったわけです。
その年の夏には、一推しを飯田圭織さんと定めていたわけですが、娘。熱応援のきっかけを作ってくれた福田明日香さんは、一推しを超えた特別な存在でした。
その福田さんの忘れられない言葉が、引退公演2日前の1999年4月16日、ミュージックステーションに最後の生出演をした時の視聴者・ファンへのメッセージの中の、
「7人になったモーニング娘。を、応援よろしくお願いします。」という言葉でした。
引退を知ってから、その得がたいキャラクターを深く知ることとなり、「しまった。もっと前から応援しておけばよかった。」という思いが強く、代わりに残った7人の娘。を応援することで、その償い(?)をしたいという思いがあったのかもしれません。
その後、モーニング娘。は、私を含めたファンが誰も予想できない展開に突入、メンバーチェンジを繰り返していくという世にも稀なユニットとなっていきました。
当然、応援を続けていくかどうかの基準は、一推しの飯田さんが娘。に留まっているかどうかが重要な基準だったわけですが、もう1つの重要基準は、超越的一推しというべき福田さんの「7人になった娘。を応援よろしく・・・」という言葉でした。
つまり、福田さんと一緒に活動していた7人のうち1人でも残っている限り、応援を続けていこうという思いがあったのです。
飯田さんは7人のうち、最後から2番目まで残り、私の娘。ファンも長く続いたのです。(ただし2002年春コン以後、翌年夏ころまで、ほとんど興味を失いかけていた時期はあったけど・・・)
去年1月30日の飯田さん卒業式参加の後は、もう娘。応援のモチベーションが残っていなかったのですが、
7人の最後の1人、矢口さんが残っている限りは細々とでも応援を続けていかないといけないのだろうかと思っていたところ、矢口さん電撃脱退のニュースを聞いたのです。
これで、福田さんの「7人になった娘。を応援よろしく・・・」との言葉は意味を失い、モーニング娘。福田明日香さんと無関係なメンバーから構成されるユニットになったのです。
私にとって、福田さんの呪縛が解けた瞬間でした。
以後、フリーになった私は、以前から「二人ゴト」などを見て興味を持っていたBerryz工房にはまっていき、秋以降、熱心に応援するようになったわけですが、
もし呪縛が解けていなかったら、Berryz工房にエネルギー集中できていなかったかもしれません。
だから、Berryz工房ファンとなった今、改めて、この呪縛の解けた日を思い返したわけです。
だけど、考えてみれば、呪縛が解けて1年後に一推ししている子は、
脱退当時の福田明日香さんと同じく、小柄で、しっかり者の、中学3年生・・・清水佐紀ちゃんなんです。
7年経って、好みが全く変わってないことに、自分のことながら、ちょっと驚き、あきれています。