熊井友理奈ちゃん、サンタクロースはいますよ!!・・・クリスマスに寄せて


Berryz工房が表紙を飾ったKindaiのインタビューで
友理奈ちゃんが、
「サンタクロースを今でも信じてます。
友達は、そんなのありえないって言うけど、信じて悪い事ないし、手紙をもらった事もあるし。
・・・サンタさん、いますよね?(笑)」と答えてます。
http://d.hatena.ne.jp/lovelysakichan/20061123#1164244246
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この言葉に接する、大人であるファンは、それが好意的な反応であったとしても、
「純粋だから、まだ、サンタを信じてる」とか、そういう反応をする人が多いです。
でも、それは、そもそも話の前提が間違っています。
サンタクロースは存在しない・・・そういう前提で、皆さん、話をしてますよね。
でも違います。
サンタクロースは存在します。少なくとも、私は、その存在を信じています。
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有名なので、知っている人もいると思いますが、
「サンタクロースっているんでしょうか?」という本があります。
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「サンタクロースって、いるんでしょうか?そんなしつもんに、ぴたりとこたえた人がいます。
いまから90年ほどまえのアメリカのニューヨーク・サンというしんぶんにでた社説です。
この本は、その社説を訳くしたものです。
さあ、サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか? 」

サンタクロースっているんでしょうか?

サンタクロースっているんでしょうか?

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内容を一部抜粋します。

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「きしゃさま

 あたしは八つです。
 あたしの友だちに、「サンタクロースなんていないんだ。」っていっている子がいます。
 パパにきいてみたら、
「サンしんぶんに、といあわせてごらん。しんぶんしゃで、サンタクロースがいるというなら、そりゃもう、たしかにいるんだろうよ。」
と、いいました。
 ですから、おねがいです。おしえてください。サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?

バージニア・オハンロン
ニューヨーク市 西九五丁目一一五番地
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バージニア、おこたえします。サンタクロースなんていないんだという、あなたのお友だちは、まちがっています。
 きっと、その子の心には、いまはやりの、なんでもうたがってかかる、うたぐりやこんじょうというものが、しみこんでいるのでしょう。
 うたぐりやは、目に見えるものしか信じません。
 うたぐりやは、心のせまい人たちです。心がせまいために、よくわからないことが、たくさんあるのです。それなのに、じぶんのわからないことは、みんなうそだときめているのです。
 けれども、人間が頭で考えられることなんて、おとなのばあいでも、子どものばあいでも、もともとたいそうかぎられているものなんですよ。

〜中略〜

 そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や、人へのおもいやりや、まごころがあるのとおなじように、サンタクロースもたしかにいるのです。
 あなたにも、わかっているでしょう。世界にみちあふれている愛やまごころこそ、あなたのまいにちの生活を、美しく、楽しくしているものなのだということを。
 もしもサンタクロースがいなかったら、この世の中は、どんなにくらく、さびしいことでしょう!
 あなたのようなかわいらしい子どものいない世界が、かんがえられないのとおなじように、サンタクロースのいない世界なんて、そうぞうもできません。
 サンタクロースがいなければ、人生のくるしみをやわらげてくれる、子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスも、なくなってしまうでしょうし、わたしたち人間のあじわうよろこびは、ただ目にみえるもの、手でさわるもの、かんじるものだけになってしまうでしょう。
 また、子どもじだいに世界にみちあふれている光も、きえてしまうことでしょう。

 サンタクロースがいない、ですって!
 サンタクロースが信じられないというのは、妖精が信じられないのとおなじです。

〜中略〜

 サンタクロースをみた人は、いません。けれども、それは、サンタクロースがいないというしょうめいにはならないのです。
 この世界でいちばんたしかなこと、それは、子どもの目にも、おとなの目にも、みえないものなのですから。

〜中略〜

 この世の中にあるみえないもの、みることができないものが、なにからなにまで、人があたまのなかでつくりだし、そうぞうしたものだなどということは、けっしてないのです。

 あかちゃんのがらがらをぶんかいして、どうして音がでるのか、なかのしくみをしらべてみることはできます。
 けれども、目にみえない世界をおおいかくしているカーテンは、どんな力のつよい人にも、いいえ、世界じゅうの力もちがよってたかっても、ひきさくことはできません。
 ただ、信頼と想像力と詩と愛とロマンスだけが、そのカーテンをいっときひきのけて、そのむこうの、たとえようもなくうつくしく、かがやかしいものを、みせてくれるのです。
 そのようにうつくしく、かがやかしいもの、それは、人間のつくったでたらめでしょうか?
 いいえ、バージニア、それほどたしかな、それほどかわらないものは、この世には、ほかにないのですよ。

 サンタクロースがいない、ですって?

 とんでもない! うれしいことに、サンタクロースはちゃんといます。それどころか、いつまでもしなないでしょう。
 一千年のちまでも、百万年のちまでも、サンタクロースは、子どもたちの心を、いまとかわらず、よろこばせてくれるでしょう。」
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大人が存在を信じていないものを、子どもに信じさせる・・・・
・・・それは、言葉をどう飾ってみても、子どもを、だましてる・・ってことです。
子どもにサンタクロースを信じてほしいと願うならば、大人がサンタクロースを信じることから始めないと・・・。
えっ、親がプレゼントを用意してるんじゃないかって・・・
それは、サンタさんが全ての家に姿を現すことができないから、代わりをつとめているだけですよ。
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ただ・・・サンタさんの本質は、プレゼントとしての「物」にあると思いますか?
もしそうならば、サンタさんは、よく物を買ってくれるお金持ちのおじさんに過ぎません。
そうじゃないですよね。
長年にわたって、子どもの信頼を得てきたサンタクロース・・・その本質は、プレゼントとしての「物」に託された愛や夢や希望や・・・。そういったものではないですか。
プレゼントというのが、一般的に、そうです。「物」そのものも嬉しいけれど、贈ってくれる人の気持ち、心、そういうものがあるから、嬉しいんですよ。
サンタクロースが、現実に姿を現して、1人1人の子どもにプレゼントとしての「物」を配る・・・そういうことはないかもしれないですけど、
サンタさんは、その存在を信じる子どもに、愛や夢や希望や・・・、そういったものを届けてくれるんだと思います。
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実は、友理奈ちゃんは、そのことに気づいています。
12月17日に新木場であったBerryz工房フェスティバルの3回目公演、最後の挨拶で、
「クリスマスイブが近いじゃないですか、私にとって、サンタさんからの贈り物してくれたかな、みたいな、そんなイベントになりました」と言っています。
イベントでの暖かいメンバーと暖かいファンと過ごした楽しい時間、これは何物にも代えがたい、素敵なサンタさんからの贈り物なんですよね。
サンタさんは、決して、欲しい物を買ってくれる、そんな存在じゃないんですよ。
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熊井友理奈ちゃん、サンタクロースはいますよ!!
友理奈ちゃんが、純粋にサンタクロースを信じている限り、サンタさんは、毎年、素晴らしいプレゼントを持ってきてくれます。
そのプレゼントは、愛であり夢であり希望であり、仲間やファンとの楽しい時間であり・・・友理奈ちゃんを幸せにしてくれるものです。
すっと信じていてください。