Berryz工房のプロ意識・・・「よろしく!センパイ Girls Growing Up −Berryz工房成長記−」を見て

前回の記事で取り上げるために、ファンクラブ限定DVD「よろしく!センパイ Girls Growing Up −Berryz工房成長記−」の冒頭部分を見たのですが、
その流れで、このDVDを全編、通しで見ました。
全部通しで見たのは、初めてですね。これまで、ピックアップして、部分部分で見てましたから・・・。
一応、Berryz工房の誕生から「スッペシャル ジェネレ〜ション」までを追ってるんですが、
比重としては、デビュー前後の部分に多くの時間を割いていますね。

114分のうち、デビューまでの部分で58分も割いてますから、ほぼ半分です。
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前回も取り上げたように、1月14日の結成発表のダンス初披露まで大変な試練があったわけですが、
その後、デビューに至るまで、ダンスレッスン、キッズツアー、レコーディング、PV撮影、ハロモニ歌収録・・・と、
いろいろ乗り越えて、デビューに至った経緯がよくわかります。
(まあ、Berryz工房メンバーに選ばれる前のキッズ時代、あぁ!、ZYXを含めると、もっと長いわけですけど・・・)
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1番印象に残ったのは、デビュー曲の「あなたなしでは生きていけない」のダンスレッスン最終日のところですね。
最終日になっても、なかなかダンスがうまくいかず、レッスンが長時間に及んだため、
友理奈ちゃんは腹痛、桃子ちゃんは体力の限界を訴え、リタイヤ。(茉麻ちゃんは体調不良でお休み中)
それでも気力をふりしぼって、最後のビデオ撮影に臨んで、ついに桃子ちゃんダウン・・・。
けれど「ちゃんとできてないんなら、もう1回やらなきゃダメじゃん」との先生の言葉に、もう一度挑戦。
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しかし、ダンスのYOSHIKO先生の言葉は厳しい。
 
「とりあえず今日がラストの練習だったじゃん。
みんな、それを知ってて、今のラストとか見てても、
歌うパートとか忘れちゃってるし、さんざん言ってところ、全員がそろってできたのは1回もなかった。
ラストの練習のラストでよ。
具合悪くなっちゃったかもしれないけど、カメラが回っるて時は本番と同じだから、
具合が悪い日にテレビ収録が入ったら、同じようなことを、やらきゃいけないの。
具合悪いから見学させてくださいってわけにはいかないの。みんな、そういうの、我慢してやってるの。
一生懸命やってきたんだから、ラストぐらい、つらくても、ちょっとでも自分を・・
自分を見てくださいっていう気持ちで、いつも、やらないと・・・。私なんか見られなくてもいいという、そういう感じでみんなやってるように見えたから・・。
時間だからとりあえず終わるけど、でも恥をかくのはみんなだから。
これだけやったから、私たち絶対大丈夫いけるっていうところまで、今いる?
とりあえず、Berryz工房は、たぶん、あぁ!とかZYXと比べられるよ。あぁ!とかZYXの方が良いねって言われるよ。
そんなふうに言われたくないんだったら、もうちょっと、みんな、プロ意識持って頑張んないと。
必死で練習してきてください。」
・・Berryz工房のメンバーは、「はい。」と言うしかありません。
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この当時、メンバーはみんな小学生です。
最年長の佐紀ちゃん、桃子ちゃんは小学6年生、最年少の梨沙子ちゃんは小学3年生です。
小学生に、体力の限界までレッスンして、最後にこの言葉は、正直きついなあと思います。
私が小学生の時にこんな目にあったら、きっと耐えられないだろうなあって思います。
でも、プロとしてやる以上、それだけのものを求められるのだから、
やらないと困るのは自分たちだっていうことを初期に徹底的に叩き込んでおかないといけないということなんだと思います。
この後、桃子ちゃんがインタビューで「家でやる練習を頑張っていきたいと思います。」と言い、
その後のキッズツアーに向けての練習や本番を経る中、完成形にもっていけたのも、
そういうプロ意識を叩き込まれたからだと思います。
本当に、子どもだと思ってバカにできない、こちらが学ぶべきことが多い子たちだなあと思います。
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夏夏三原則のソロDVDの舞台裏映像を見ると、
本番直前まで、ダンスの先生に、振りを確認している場面を見ることができます。
 
プロとして、少しでも良いものを披露したい、そういう意識が、そういう行動になっているんだと思います。
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これからも、その向上心をもって、大いに飛躍してほしいと思います。