ライブでは、ライブの持つ迫力と共に、重低音の魅力を味わってほしい・・・アルバム「5(FIVE)」の曲をCDで聞いた時とライブで聞いた時の違い・・


現在進行中のBerryz工房「ベリコレ」ツアーでは、
アルバム「5(FIVE)」の曲を中心に構成されて、
新しく聞く、それらの曲がとても素晴らしいです。

CD発売前にツアー初日があった関係で、
まずライブ(ツアー初日の八王子公演初日の昼・夜公演)で聞いてから、次にCDで聞くという順番になったのですが、
八王子初日公演での印象がまだ冷めない5日後に、初めてCDを聞いた感想は、
率直に言って「あれっ?なんか違うなあ・・・」だったんです。

これまでにも、ライブで初めて聞いて、次にCD音源を聞くということは、ありました。
最近では「付き合ってるのに片思い」がそうです。この曲はゲキハロ「リバース」のミニライブで初めて聞いたのです。
でも、そんなに違和感はなかったですが・・・。
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ホールコンサートでのライブの迫力というのは、当然、あります。
ステージと客席が一体となった感じの迫力というのは、CDなんかじゃ絶対出せないです。
ライブDVDだと、その何分の1かの迫力を感じることはできますけど・・・。
わざわざお金と時間をかけてライブに行くのは、それを感じるというのも、大きな目的の1つです。
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でも・・・その迫力だけの違いじゃないんです。
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CDだと、低音が響いて来ないんです。
1つの例が・・・
「HAPPY! Stand Up」で、佐紀ちゃんが「好きの続き♪」や「好きより好き♪」と歌うところがあるんですが、
初めて八王子公演で、これを聞いた時、
佐紀ちゃんの重低音の響きに、ゾクゾクッという感じで、しびれました。
さいたまスーパーアリーナで「Today Is My Birthday」の「My Birthday♪」という佐紀ちゃんの重低音を聞いた時と同じ感覚です。
佐紀ちゃんの重低音というのは、結構、ライブで響くんです。
でも・・・CDだと全然それが聞こえてこない。
「Ah Merry-go-round」でも、佐紀ちゃんが結構、低音を効かせて歌ってるのが魅力なんですが、
CDだとそれが聞こえてこないんです。
梨沙子ちゃんの「REAL LOVE」も、やはり低音が魅力だと思うんですが、
CDだと、あまり、それを感じられません。
アルバム全曲を通じて、同じ印象を持ちました。
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まあ、家では、iTunesに取り込んでパソコンからヘッドフォンで聞いてるか、iPhoneでイヤホンで聞いているから、
低音の響きようもないのですが、
腹に響いてくる重低音は、音楽の醍醐味でもあると思うんです。
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そう思っている時に、
つんく♂プロデューサーの公式ブログに「5(FIVE)」楽曲コメントが載っているのを読んで、
少し納得しました。
「Ah Merry-go-round」のコメントの中で、こんなことを書いてるんです。

清水のちょっとずっしりした声と、
嗣永のピンと張り詰めた声が絡み合って、
この曲が一色でなく、まるでクリームパフェのように、
何色かがクルクルっとうずを巻きながら
気になる色合いに仕上がったように思います。

サウンドは重低音をぶっとめにしてありますが、
メインヴォーカルを食ってしまうほどの重低音にはしませんでした。

最近はMP3やiPodなどで聞く人も多いので、
あまり重低音サウンドを作りすぎると歌を食ってしまう傾向にありますね。

音を作るサイドとしてはちょっと残念です。

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音作りしている、つんく♂氏自身が
MP3やiPodなどで聞く人も多いから重低音を作りすぎないようにしていて、
それが残念だと思っているわけです。
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今度のアルバム曲は、結構、評判が良いようなのですが、
私から言わせれば、
ライブで聞かないと、魅力は半減だと、ゆいたいです

ライブの迫力も、さることながら、重低音で聞くアルバム「5(FIVE)」の曲。
それを味わうために、
まだ今度のツアーに行っていないBerryz工房ファンの方に、
ぜひ、1度なりともライブ会場に足を運び、
その素晴らしさを味わってほしいと思います。
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