清水佐紀ちゃんと2メートルの至近距離で向き合うミラクル・・・そのミラクルが飯田圭織さんの呪縛を断ち切った・・・「Hello!Project 2009 Winter 決定!ハロ☆プロ アワード'09〜エルダークラブ卒業記念スペシャル〜」最終公演に参戦して・・・


2009年2月1日(日)、
横浜アリーナで行われた、
Hello!Project 2009 Winter 決定!ハロ☆プロ アワード'09〜エルダークラブ卒業記念スペシャル〜」
18時開始の最終公演に参戦してきました。

エルダークラブメンバーの卒業公演です。
1998年秋にモーニング娘。の応援を始め、翌年の夏以降、現場系ファンとして、ハロプロを見てきた、私としては、やはり感慨深いものがあります。

でも・・・ファンクラブ先行予約で、早々にチケットを確保したものの、行くかどうかきめかねていたのも事実です。
この3年、Berryz工房清水佐紀ちゃんを推すようになり、
エルダーメンバーへの関心は薄くなる一方で、去年の横浜アリーナ冬ハロコンは行かなかったから、2年間、エルダーメンバーと会ってないわけです。
今さら・・・という気もしたんです。

躊躇した、もう1つの理由は、飯田圭織さんの復帰です。
結婚して子供を産んで、幸せな家庭生活を送っていたはずの飯田さんが、お子さんの不幸にあい、歌手としての活動を再開すると発表があったのが去年11月末です。
飯田さんは、佐紀ちゃんの前の1推しです。2005年11月に佐紀ちゃん推しになる前、1999年夏からずっと推してきた過去があります。
佐紀ちゃん推しになって以降も気になる存在であり続け、
結婚して産休に入る時も、あえて会わずにいたのです・・・産休に入る直前に10年記念隊コンが名古屋であったのに・・。
会うと、前の想いがよみがえってきそうで・・。
今回も、それを恐れたんです。

で・・・結局行くことにしたのは、
先行予約で取ったチケットが、思いのほか、良席だったこと(ファミリー席でアリーナ2列目)とか、
土曜日公演でBerryz工房が新曲披露したという話を聞いたこととか、
結構懐かしい曲が披露されるようで、娘。ファンだった時を懐かしく思ったこととか、
あと・・・佐紀ちゃんに会って伝えたいことがあった(まあ、中野公演と同じで、あくまでも私の心の中での報告なんですが・・)とか、
そういった諸々の理由で、結局行くことにしました。

名古屋もそうなんですが、横浜に着いてからも、かなり寒く強い風が吹いてました。
そんな中、横浜アリーナに開演40分前に到着。
すぐに入場して、グッズ売場で、DVDマガジンと佐紀ちゃん日替わりソロ2L写真を買って、(20分もかからずに買えました)
佐紀ちゃんバースデーTシャツ&リストバンドに着替え、
席に向かいました。

ステージ構造は、
センターステージ、そして花道があって、その先にサブステージ、
さらに右と左にもサブステージがあって、全てのステージを結ぶ通路がアリーナ席の前に作られている・・・
という、横浜アリーナでは、おなじみの構造です。
で、私の席が、アリーナF2列40番台・・・1列目が封鎖されていて、実質、通路の最前列です。
通路上のメンバーが2メートルの至近距離に来る席です。

長時間だし、まったり見ようということで、ファミリー席にしたら、とんでもない良席でした。
最前列って気づいたのは、席に着いてからなんです。
席に着いて、いつまで経ってもF1列に人が座らないなあと思ってたら、
1列目は椅子の座面を上に上げた状態で固定されてて柵がくくりつけられてるじゃないですか・・・。
「あっ・・・最前列だ。」って気づいて、ちょっとビビリましたね。
位置関係としては、センターサブステージと右サブステージの間の、右サブステージ寄り、センタサブステージが真横に見える席です。
2006年7月にあった大阪城ホールワンダフルハーツ公演で、同じようにファミリー席で通路の近くでしたが、あの時は3列目でした。
最前列というのは、さすがに初体験です。
普通のホールでの最前列でもステージに近い席はあるけど、この席は、出演者と同じ高さで、2メートルの至近距離だから、近さの度合いが違います。
まさに、これ以上、出演者に近くなる席はない・・・という席です。
ただし・・・
歌によっては、全く通路に来ないとか、
通路上を歩きながら、あるいは走りながら、通過するだけとか、そういうことが多くて、
自分の真正面に、メンバーが止まって歌ったり踊ったりする機会は、あまりない。
時間限定で、誰が目の前に来るか公演が始まらないとわからないという、リスクの高い席でもあります。

18時、ほぼ定刻に公演が始まりました。

某所より拝借したセットリストですが・・・

01.雨の降らない星では愛せないだろう ワンダ→全員
02.マノピアノ 真野恵里菜
03.みんなのたまご しゅごキャラエッグ!
04.Come Together 音楽ガッタス
05.ケンチャナ〜大丈夫〜 前田有紀
06.浮気なハニーパイ 里田まいwith是永美記能登有沙仙石みなみ澤田由梨
07.悔し涙ぽろり 中澤裕子
08.はぴはぴサンデー 月島きらり
09.This is 運命 メロン記念日
10.FOREVER LOVE ℃-ute
11.抱きしめて 抱きしめて Berryz工房
12.たんぽぽ 飯田圭織矢口真里→飯田矢口紺野石川柴田新垣
13.BABY! 恋にKNOCK OUT!  吉澤ひとみ保田圭小川麻琴
14.チョコレート魂 松浦亜弥
15.Yeah!めっちゃホリディ 松浦亜弥
16.笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR 松浦亜弥with光井JJLLベリ℃真野稲葉前田メロン三好岡田エッグ
17.晴れ 雨 のち スキ ? モーニング娘。さくら組(安倍矢口吉澤高橋紺野新垣亀井)
18.愛の園〜Touch My Heart!〜 モーニング娘。おとめ組(飯田石川辻小川藤本道重田中)
19.co・no・mi・chi Buono!
20.デビュー!〜恋する角には福来る〜 アイスクリー娘。
21.人知れず 胸を奏でる 夜の秋 プリプリピンク(中澤飯田保田稲葉)
22.Magic of Love 稲葉貴子前田有紀
23.スクリーン 安倍なつみ
24.好きな先輩 高橋愛紺野あさ美小川麻琴新垣里沙
25.ロマンティック浮かれモード 藤本美貴withエッグ
26.カッチョイイゼ!JAPAN 美勇伝(石川三好岡田)withベリ℃エッグ
27.泣いちゃうかも モーニング娘。
28.リゾナント ブルー モーニング娘。
29.涙の色 ℃-ute
30.MADAYADE Berryz工房
31.モーニングコーヒー モーニング娘。OG(中澤飯田安倍)
32.ここにいるぜぇ! モーニング娘。+OG(中澤飯田安倍保田矢口石川吉澤辻高橋紺野小川新垣)
33.LOVEマシーン モーニング娘。+OG(歴代全員)→全員(含エッグ)
34.未知なる未来へ 全員
35.ALL FOR ONE & ONE FOR ALL! 全員


エルダークラブの歌う歌が、
私がモーニング娘。ファンだった時に、よく娘。コンハロコンで聞いた懐かしい曲が多いんですね。
しかも、娘。の懐かしい曲が、オリジナルメンバーで歌われるじゃないですか・・・。
娘。ファン時代にタイムスリップした気分でしたね。

「たんぽぽ」を飯田&矢口のタンポポオリメンで歌うのとか聞くと、涙ものです。大好きな曲でしたから・・。
おとめ組の「愛の園」も、グッときましたね。辻ちゃん「ずーっと憧れてた人と再会した」飯田さん「運命感じなきゃウソだよ」の部分は大好きな1節なんですが、これを再びオリジナルメンバーで聞けるなんてね・・・。
中澤・飯田・安倍の娘。オリメンの「モーニングコーヒー」も良かったです。ちょうど11年前の2月1日に横浜アリーナで「モーニングコーヒー」のイベントをやったそうで、歴史の偶然に驚きます。
「好きな先輩」は5期メンバーが加入した時の歌で、新メンバーに歌い継がれてますが、やはりオリジナルの5期メンバー4人の歌を聞くと、あの時に戻ります。
LOVEマシーン」の飯田さんの「ディアー」・・・まさか再び見られるとは思ってませんでした。

そうやって過去にタイムスリップしたと思ったら、
ベリキュー娘。の今の歌になると、今の時代に戻ってくるみたいな・・・
過去と今とを行ったり戻ったり・・・そんな不思議な気分になりました。

Berryz工房の新曲「抱きしめて 抱きしめて」が披露されました。
まず衣裳が目につきましたね。
というか、ライブの最初の出演者紹介映像で、Berryz工房の写真が、その歌衣裳だったんですが、
初めて、その衣装を見て、かっこいいなあって思いました。
全員、違った衣装なんですが、佐紀ちゃんは白黒交互の横ライン・・みたいな(1回見ただけで記憶がはっきりしないんですが・・)
で・・・歌も、クールでダンサブル・・・、まさに私が望んでいたものです。
佐紀ちゃんに1番のソロ部分があるし、ダンスもなかなか良かったし・・・
期待が持てる曲です。

未知なる未来へ」の後に、
卒業セレモニーがありました。
送辞を、ワンダフルハーツの各グループ代表が読みました。
まず、舞美ちゃんで、先輩と世間話するのもドキドキしていた、卒業しても食事に連れて行ってほしいということを、途中、涙声になりながら、話してました。
そして、佐紀ちゃん「卒業おめでとうございます。ハロープロジェクトに入って6年8か月が経ちます。最初のうちは、ミーハーな気分で「石川さんと話した」とか「安倍さんに飴をもらった」とか話してました。心残りは先輩とシャッフルユニットができなかったことです。私もセクシーエイトとかやりたかったです。」と、涙が出そうになるのを懸命にこらえて、最後まで読みきりましたが、終わった後は涙があふれてました。
最後に愛ちゃんが、後輩もやるもんだと思えるようになりたい、安心して卒業してくださいということを述べました。
答辞は、中澤さん、安倍さん、斉藤さん、松浦さんが同じ文章を4人で同時に読む形式でした。
最後に、答辞と送辞を、愛ちゃんと中澤さんが交換して、抱き合って、感動のまま、セレモニーが終わりました。


さて、私の通路前にどういうメンバーが来たかというと・・・
最初に、しゅごキャラエッグ、
次に中澤さんがソロで、
メロン記念日の時に斎藤さん、村田さん、
FOREVER LOVE」の時に愛理ちゃん、舞ちゃん、えりかちゃん、
Berryz工房の新曲の時は通路部分には来ないで、センターステージと中央サブステージを往復。
「笑顔に涙」の時には、歌ってた人全員が通っていき、佐紀ちゃんが初めて目の前を通ったんですが視線はアリーナ席の上の方・・・目の前に止まって踊ったのは千聖ちゃんでした。ちょっと目のやり場に困りましたね。
「晴れ 雨 のち スキ」の時に、矢口・高橋・紺野・新垣の4人、
「愛の園」の時に、石川・小川・藤本・田中の4人。
「スクリーン」の時に安倍さん。

・・・こんな感じで、多くのメンバーが前を通過していくのですが、
自分の真正面で立ち止まって、踊ったのは、千聖ちゃんと愛ちゃん・・・意外と少ないものです。
そして、ニアミスというか、「カッチョイイゼ!JAPAN」の時に、
真正面に雅ちゃん、ちょっと離れて左に佐紀ちゃん、ちょっと離れて右に桃子ちゃんが踊る・・という時があって、
その時は、正面の雅ちゃんには悪いけど、左の佐紀ちゃんの方を見て、振りマネしてました。
何十人も出演者がいて、自分の真正面で立ち止まってくれるのは、1公演の中で数人だけ・・・という状況では、
1推しメンが真正面に来ることなど、望む方が無理でしょう。
まあ、ニアミスながら、これだけ近くで、佐紀ちゃんが踊るのを見られたんだから、まず、満足だ・・・。
そう思ってました。
MADAYADE」の時は、右サブステージで歌っていたのに、そこから二手に分かれて、佐紀・雅・千奈美の3人は反対側に行ってしまい、前を通りもしませんでしたしね。

しかし、最後の最後で、びっくりサプライズがありました。
最後の曲は「ALL FOR ONE & ONE FOR ALL」。
まあ、最後だし、通路に出演者が出てくることは当然予想してました。
たぶん、佐紀ちゃんのこと、近くで見れるなあ・・・そうは思ってましたが・・・。

歌の後半部分に入った時に、Berryz工房が通路上をこちらに向かってきて、
佐紀ちゃんが真正面に来て、停止しました。
本当に真正面。いわゆるゼロズレです・・・2メートルの至近距離で・・・。
いやー、こんなことってあるんですね。通路といってもかなり長いから、
自分の真正面に1推しの子が立ち止まるなんて、よほどラッキーじゃないとありえない・・・しかも最前列で2メートルの至近距離の席にいる時になんて・・・。
でもね・・・直後に嘆きました。
佐紀ちゃんは、センター席の方を向いて踊り始めたんですから・・・つまり私から見て後ろ向き。
一生懸命、佐紀ちゃんの後ろ姿に向かって、振りマネをしてましたよ。
「まあ、こんな近くで後姿を見ることなんて、まずないから貴重な体験だよ。それに佐紀ちゃんのバックダンサーなんてやる機会なんて、まずないんだから・・・。」と自分に言い聞かせながら・・・。
そして、しばらくすると、佐紀ちゃんは少し左の方に移動して、ちょっと離れた所で踊り始めました。
せっかく真正面に来たのに後姿だけで終わってしまった・・・そう思いました。
しかし、再び、佐紀ちゃんは、元の位置、つまり私の真正面に戻ってきたんです・・・センター席の方を向いて・・・。
つくづく、ついてない・・・。
「こっちを向いてほしい」・・・その願いが通じた・・・いうわけではないんでしょうが、
ついに佐紀ちゃんが、アリーナ席の方を向いて、踊り始めました・・・2メートル前の真正面で。
必死で佐紀ちゃんの振りマネをしましたよ・・・。
でも、視線は上の方を向いてるんですね。前2列がファミリー席で着席なので、どうしても、その後ろの立っている人の方に視線が行くのは当然です。
でも、佐紀ちゃんに向かって、必死で振りマネしてアピールを繰り返してたら、
最後、チラッとこちらを見て、ニコッとしてくれた・・・ように見えました。ほんの一瞬だったけどね。

佐紀ちゃんと向き合っていたのは、時間にして15秒もあったかどうか・・・。まあ、時間の感覚がなくなってましたけどね・・・時間よ止まれって感じで・・・。
でも、ライブで、佐紀ちゃんと、こんな至近距離で向き合っていたことって初めてです。
たぶん・・・2度とないだろうね・・・こんなラッキーは。
握手会とか2ショット撮影の時も、こんなに長い時間、向き合うことはなかったから、ライブだけじゃなくて、佐紀ちゃんと最長時間、向き合ったことになります。
この幸運に感謝です。

そして、このミラクルが飯田さんの呪縛を解いた気がします。
最初にも書いたとおり、前の1推しだった飯田さんに会うと、想いがよみがえることを恐れていたのですが、
さすがに佐紀ちゃん推しになって3年も経ってるし、もう大丈夫だろうとも思ってたんです。
でも、久しぶりに姿を見て、歌を聞くと、やはり、長年推していた子だから、いろんな思い出が一気によみがえってきて、
つい、フラフラっと気持ちが傾くんです。
飯田さんの魔力を甘く見ていたというか・・・。

でも、最後の最後に、佐紀ちゃんと至近距離で向き合うミラクルがあったおかげで、飯田さんへの想いがふっきれたと思うんです。
最後に、エルダーメンバーが退出する時、飯田さんが最後だったんですが、
「お幸せに。さようなら。」ってお別れを心の中で言いました。
「さようなら」は言えないかと公演途中では思ったんですが、言えました。

佐紀ちゃんが守ってくれた、呪縛を断ち切ってくれた・・・そんな思いです。
やはり、今の私にとって必要なのは清水佐紀ちゃんです。
2ショット撮影以後、感じていた、特別な結びつきみたいのを、今回も強く感じました。

3時間に及ぶ長時間の公演、
その間、いろんな思いが私の頭の中をかけめぐりました。
でもまあ、「終わりよければすべてよし」
最後は、飯田さんとお別れできて、佐紀ちゃんへの想いをより一層強くし、
ハッピーエンドとなりました。

本当・・・に、行って良かったと思います。